こんにちは。サンママです。
40歳で初産。そして、43歳で閉経しました。
高齢出産、高齢育児、更年期障害。
三つ巴の戦い。
なかなかやっかいな戦いです。
コンテンツ
高齢出産の都市伝説
高齢出産をしたからといって、更年期障害がなくなるということはありません。
さらに、高齢出産をすると閉経が遅くなるというのもウソ。
いわゆる、都市伝説です。
更年期障害の原因となるのは、出産どうこうではなく、女性ホルモン(エストロゲン)の低下です。
現代女性の閉経は大体50歳ごろと言われていますが、私のように、早々に閉経してしまう人もいるし、個人差が大きいのです。
高齢出産は産んだ後もハードモード
高齢出産の場合、環境的にもなかなかハードな人が多いと聞きます。
私も、そうでした。
なぜなら、同年代の夫だと会社では働き盛り。
妻と一緒に育児を頑張りたいと思ったとしても、中間管理職で上司や部下に配慮して休みが取りづらかったりすることが、多いのです。
下手すれば、自分か夫のどちらかの、親の介護もはじまりかねない年代です。
たとえ、まだ介護が必要ない場合でも、高齢の両親には育児のフォローは頼みづらい、という場合も多いのです。
こうなってくると、妻が1人で頑張らざるを得なくなり、ワンオペ育児に突入です。
そんな孤立しがちな環境で、心も体も疲弊し、いつまでも生理の再開がなく女性ホルモンが減ったままだと、精神的にも追い詰められ、結果的にうつ症状を引き起こすことになりかねません。
私の夫も、もともとは、とても協力的な人ですが、産後の時期は、夫自身も仕事で追い詰められた状況が続いている時だったので、結果的にワンオペ状態になってしまいました。
下手に歳をとっているぶん、人生経験だけはあるものだから、きっと自分なら大丈夫、1人で乗り切れる!と過信してしまうのも、高齢ママのあるある話です。
私も、産後半年くらいで、少しずつ仕事を再開したのですが、思うように仕事も育児もまともにこなせない自分に腹が立ち、精神的にかなり追い詰められました。
産後の1~2年間は、まさに暗黒期。
産後うつなのか、育児ノイローゼなのか、自分でもよく分からない時期でした。
今から思えば、更年期障害も重なっていたのだと思います。
このブログを書くために、当時の日記を読み返していますが、「だるい」「つらい」の単語がたくさん並んでいて、我ながら、切なくなります・・・。
産後の生理再開と閉経まで
私の場合は、
40歳で出産し、産後8か月で、生理再開。
毎回、儀式のように2~3分おっぱいを吸わせていただけで、母乳はほとんど出ていなかったので、ミルクで育ったようなもの。
おっぱいは、スキンシップのためのもので、栄養補給はミルクから、と途中から割り切っていました。
授乳をほとんどしていないので、生理再開も早かったのかなと思います。
再開したあとの1年間は、20日~40日の間隔で、不規則ながらも、とりあえず生理が来ていました。
その後、ガクっと量が減って、もはや生理とは呼べない、「おりもの」くらいの量になり。
間隔も、だんだん遠くなっていき、2~3カ月に1度、生理なのか、おりものなのか区別つかないくらいのやつがやってくることが何度か続いて、徐々にフェードアウト。
43歳で、完全に閉経しました。
サンちゃんは当時3歳でした。
更年期障害の症状
私の場合は、こんな感じ。
- イライラ・不安感
- めまい
- 夜中に襲ってくる突然の寒気
- 倦怠感
- 首と肩の凝り(から来る頭痛)
イライラや不安感といった、精神的なものに加え、めまい、寒気、倦怠感、首肩の凝りなどの症状がありました。
ネットで「更年期障害」と検索すると、「ホットフラッシュ」「顔のほてり」などが、よく出てきますが、私の場合はそれはまったくなし。
むしろ、冬でもないのに、夜になると、ガタガタ震えるくらいの寒気が襲ってきて、湯たんぽを抱えて寝たことが何度もありました。
体温調節が出来なくなっていたのか・・・。
いまだに、あの症状だけは謎です。
漢方薬で改善
43歳になり、完全に生理が来なくなって、半年くらいたったころ、やっと重い腰をあげて、ウィメンズクリニックに行きました。
身体の不調は、高齢育児で疲れているのだから仕方がない、精神的にイライラしたりするのは、自分が未熟だからだ、と思い込んでいたのです。
でも、もっと早く行けばよかった。
血液検査の結果、「女性ホルモンの数値が完全に閉経後の状態、現在の症状は更年期障害」と診断されました。
そりゃそうです。
生理はもう、止まっていたのですから。
婦人科の医師に進められた漢方を飲み始めたら、だいぶ楽になりました。
私が飲んだのは、「ツムラ加味逍遙散エキス顆粒」
漢方は、即効性はないのですが、ゆるやかに、症状が改善していきました。
2年間飲み続け、ほとんどの症状がなくなりました。
もちろん、高齢なので、すぐ疲れる、とかはいまだにありますけどね。
漢方にも色々な種類があるので、必ずしもこれがいいわけではないと思いますが、症状や体質に合うものを、医師と相談して探してみる価値は十分あると思います。
もう1つの選択肢として、ホルモン補充療法の説明も受けましたが、私の場合は、家系的に癌のリスクが高い事を考慮して、漢方を選択しています。
現在では、乳がんや子宮体癌のリスクを減らし、必要最低限の投与で長期にわたって治療ができるタイプのホルモン療法もあるそうです。
もし今、更年期障害かも?と悩んでいる方がいたら、色々な選択肢があるので、医師と相談してみてください。
綱渡りの育児はいつか限界が来る
世の中の働く母たちは、こんな綱渡りみたいな、ぎりぎりの生活を送っているのかと、自分が当事者になってみて初めて知ることが出来ました。
さらに、高齢出産の場合は、体力の衰えや更年期障害とも付き合っていかなければなりません。
病院に行ったり、誰かに助けを求めたりすることは、恥ずかしい事じゃない!
悩んでいるママさんがいたら、是非、教えてあげてほしいです。

