ママ、とくに働くママにとっての朝はまさに戦場です。
朝食の準備、お弁当つくり、掃除、洗濯・・・、とにかく、短時間でやり遂げなければならないミッションの連続。
これは、そんな怒涛の朝を少しだけ改善できた「朝活」のお話です。
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朝はイライラのスパイラル
家事のルーティンワークを最速でこなしつつ、自分自身も化粧をして身支度を整え、遅刻しないように、子どもを学校へ送り出さなければならない。
そんな朝の時間帯は、常に時間に追われイライラしがち。
踏んではいけない、地雷もアチコチに転がっています。
さて、このように私が怒涛の朝の時間を過ごしている間、我が家のサンちゃん(小2女子)は、というと、
とりあえず着替えだけ済ませて、あとはダラダラ朝ご飯待ち・・・という状況でした。
ソファでゴロゴロしているだけならまだ良いのですが、暇だとすぐにテレビをつけてしまいます。
サンちゃんの場合、テレビがつくと、完全に目も耳もテレビにロックオンされて、次のCMまでは、動かなくなってしまいます。
せっかく朝食の準備が出来て、「ご飯だよ!」と声をかけても無視されるので、私はさらにイライラ・・・。
やっと食卓につかせ、食事をはじめても、ボロボロこぼすは、やたらとのんびり食べるわで、イライラする・・・そもそも朝食のスタートが遅れているので、時計をチラチラみながら、さらにイライラ・・・もう、負のループの始まりです。
我が家流の「朝活」
そんな時、TwitterやYouTubeで、多くの人が「朝活」をしていることを知りました。
多くの場合は、今までよりも早く起きて、その分、趣味や勉強のための充実した時間を過ごす、ということが目的のようですが、
我が家の場合は、これ以上早く起きるのは、無理。
ギリギリの体力で日常をまわしている、アラフィフ世代の私には、睡眠時間を削ることが死活問題です。
なんとか、睡眠時間は今までどおり確保したいので、起床時間は変えずに、この子どもの「待ち時間」を有効に使えないかと考えました。
- ラジオ体操やストレッチ
- 勉強
- 読書
最初は、上記のようなことも試しましたが、なかなかうまくいきませんでした。
ラジオ体操やストレッチ
親子で一緒にやれば、良いコミュニケーションにもなるし、健康にも良さそうです。
でも、うちの場合は、とくかく、ママを巻き込まずに子どもが一人で取り組めることが大前提です。
何でもママと一緒にやりたがる傾向が強いサンちゃんは、一人では体操しません。
よって、これは却下。
勉強
これが一番、ハードルが高いですよね。
ボーっとしている朝一番に、いきなり勉強しろといっても、やっぱり本人がやる気になりませんでした。
読書
サンちゃんの場合、読書は大好きなので、これなら喜んでやるのですが、
テレビと一緒で、朝ご飯ができたタイミングに合わせて、さっと気持ちを切り替えて、途中で止めることができません。
- ピアノ練習
これが大成功!
多くの家庭がそうであるように、毎日コツコツ練習させるのが、とにかく大変なのが、音楽の習い事。
でも、朝のちょっとした空き時間に、ピアノの練習を済ませておけば、その日一日「練習しなさい!」と怒られることがないのです。
それに気づいたサンちゃんは、すすんで毎朝10分から15分ピアノの練習をするようになりました。
そして、私のイライラポイントである、「ご飯だよ!」の声かけのあとに、すぐに食卓につかないという問題も、クリア。
なぜなら、サンちゃんにとっては、ピアノは好きだし習い続けたいけれど、
ご飯>ピアノ
練習中でも、スッとやめて、ご飯を食べにくるのです。
本当は、もっと練習をした方が良いのでしょうが、とにかく、朝はイライラせずに、時間も有効に活用できる、ということが最優先。
最初は、15分の練習じゃ短いかな?と心配でしたが、毎日、親に言われなくても、自然にピアノの前に座り続ける事、1年。
継続は力なり、です。
ピアノの先生にも、上達が早いと褒められました。
褒められるともっとやりたくなるのが子ども。
今では朝の15分だけではなく、夕食前の15分もピアノに向かうようになりました。
もちろん、将来音大に行きたいとか、ピアニストになりたいという場合は、この程度の練習ではまったく足りませんが、
楽しくピアノが弾けるようになりたい、という程度であれば、朝の15分だけでも、十分成果はあると思います。
まとめ
我が家の場合は、朝活にピアノ練習を取り入れる、という方法が成功したというお話でしたが、
ご家庭によって、優先順位やタイムスケジュール、子どもの性格も異なります。
それぞれに合った形での「朝活」、取り入れてみてはいかがでしょうか。


